EXHIBITION・HIGHLIGHTS

展示構成・みどころ

第3会場
球体展望室 はちたま

王者の部屋

ガチャピン
東京を一望する球体展望室 はちたまに、恐竜たちが降臨!
バリオニクス·ワルケリ(全身骨格)、デンバーサウルス(全身骨格)、タラルルス·プリカトスピネウス(全身骨格)などに加えて、ライフサイズ(実物大)のスピノサウルスロボットは、東京都心の景色をバックに鎮座し、その姿はまさに「王者」!
さらに、世界初公開!新作ライフサイズのスピノサウルスロボット、日本初公開となるスピノサウルスの化石標本の展示が決定!

世界初公開!

新作ライフサイズの
スピノサウルスロボット

世界中の博物館で活躍しているハイクオリティな恐竜ロボットを製作する株式会社ココロが本展のために開発した全長約15メートルのライフサイズのスピノサウルスの新作ロボットを世界初公開!
泳いでいる姿を躍動感のあるポーズで再現し、その姿はスピノサウルスが生きていた様子を彷彿とさせます。 まさに、実物大の迫力を感じられるスピノサウルスがフジテレビ球体展望室に降臨!

スピノサウルスロボット

日本初公開!

スピノサウルスの化石標本

ガチャピン

スピノサウルスは、ワニに似た頭をした謎の多い恐竜です。
その貴重な未公開の実物化石(個人蔵)を「オダイバ恐竜博覧会」で特別に展示。
スピノサウルスのリアルを体感し、その謎に迫ってみよう。

  • スピノサウルス頭骨復元模型
    スピノサウルス頭骨復元模型
  • スピノサウルス顎骨(実物)/年代:1億~9000万年前
    スピノサウルス下顎(実物)/年代:1億~9000万年前
バリオニクス・ワルケリ

バリオニクス・ワルケリ

(前期白亜紀)/全身骨格

分類:竜盤目/獣脚亜目/スピノサウルス科 産地:イギリス サリー州

バリオニクスは全長約10mにも達する大型の肉食恐竜で、イギリスやスペイン、ポルトガルなどで見つかっています。生きていたのは勝山の恐竜とほぼ同じ前期白亜紀です。歯や顎がワニに似ているため、おもに魚を食べていたと考えられています。実際、おなかの部分からは消化されかけた魚のウロコがみつかっています。しかし魚だけを食べていたわけではないようで、植物食恐竜のイグアノドンの骨も食べたものとしてみつかっています。

デンバーサウルスガチャピン

デンバーサウルスの一種

(後期白亜紀)/全身骨格

分類:鳥盤目/鎧竜類/ノドサウルス科 産地:アメリカ ワイオミング州

尾にコブをもたないことから、ノドサウルス類に分類されます。尻尾に棍棒を持つアンキロサウルス類とは異なり、じっとカメのように固まることによって身を守っていたことでしょう。両肩には、大きなスパイク状の突起がありました。首から肩にかけては背中側に大きな装甲板状の骨が発達していますが、胴体の背中側には、円から四角形の骨板が並んでいました。前肢が短く後肢が長く、頭が低い位置にあることから、背丈の低い植物を食べていたと考えられます。広い口先と肥大化した胴体からは、発達した内臓で様々な植物を消化することができたことが分かります。

タラルルス・プリカトスピネウス

タラルルス・プリカトスピネウス

(後期白亜紀)/全身骨格

分類:鳥盤目/鎧竜類/アンキロサウルス科 産地:モンゴル ゴビ砂漠

アンキロサウルス類の一種で、尾の先には棍棒のような塊がありました。アンキロサウルス類は身を守る武器として、この尾のコブを使ったと考えられています。タラルルスは中型のアンキロサウルス類で、これまでに複数個体の化石が発見されています。頭骨の特徴などから、同じアジアで見つかる種類よりも、北アメリカで見つかる種類に近縁だったと考えられています。太い肋骨は大きく湾曲しており、樽型の胴体をしていました。口先は左右に幅広くなっており、これは背丈の低い植物を食べるのに適しています。

ティラノサウルス·レックス頭骨

ティラノサウルス·レックス頭骨

(後期白亜紀)

分類:竜盤目/獣脚亜目 産地:アメリカ サウスダコタ州

ティラノサウルスは、最大級の肉食恐竜です。太く鋭くとがった歯と頑丈で大きな頭は、咬む力が非常に強かったと考えられています。後肢に比べ前肢は小さく指は二本しかありません。
大人のティラノサウルスはあまり速く走れなかったと考えられています。